特定非営利活動法人日本核シェルター協会は、来る10月2日（月）の16:00～17:00に特別セミナー「シェルター連続講座 第２回～スイス視察レポート・民間防衛と核シェルター」と題するウェビナーを開催します。

核シェルターの普及率が人口比で100％を超えるスイスに、当協会では今年の３月と６月に訪問して、核シェルターの現地調査や民間防衛組織へのインタビューを行い、その後もスイスの民間防衛組織やスイス特派員から民間防衛と核シェルターの情報を送ってもらっています。今回のウェビナーでは、スイスの民間防衛と核シェルターについて解説します。

特定非営利活動法人日本核シェルター（以下、当協会）では、７月から「シェルターと民間防衛」に関するセミナーを連続して開催しております。

シェルターになじみの薄い日本では、核シェルターの基本的な知識も共有されてなく、また民間防衛（市民防衛、国民保護）についても周知されていません。一方で、緊迫する東アジア情勢によって、日本においてもシェルターの整備が急務となっており、危機感を覚える自治体から早急なシェルター配備を要望する声があがっています。

こうした状況におきまして、一定の水準を満たしたシェルターの普及を目的とする当協会としては、有事にしっかりと耐えうるシェルターの要件とはどのような仕様なのかを、広く一般市民や自治体関係者にわかりやすく説明する必要性を強く感じました。連続セミナーでは正しいシェルターの知識を平易に伝えることを目的としています。

10月2日（月）開催の第２回ウェビナーでは、当協会が３月と６月に視察に訪れたスイスの核シェルターのレポートを行います。スイスは人口比で100％を超える核シェルターの普及率を誇る「シェルター先進国」です。1967年以降に建設された建築物には核シェルターが設けられ、また民間防衛組織も発達しています。

当協会はスイスと長い付き合いがあり、またスイスの民間防衛組織とのコネクションもあるので、スイスの核シェルターと民間防衛に関する情報に古くからアクセスしています。今回のセミナーでは、視察レポートを中心に、スイスの核シェルターと民間防衛に関する情報をわかりやすくお伝えします。

シェルターにご興味・ご関心のある方の積極的な参加をお待ち申し上げます。