緊急告知! 11/10(金) 16:00~17:00 NPO法人日本核シェルター協会 特別ウェビナー開催 「いまそこにある危機~シェルターと電磁パルス(EMP)」
2023年10月17日
特定非営利活動法人日本核シェルター協会は、11月10日(金)の16:00~17:00に特別セミナー「いまそこにある危機~シェルターと電磁パルス(EMP)」と題するウェビナーを開催します。
近年北東アジアで喫緊の課題とされているのが、高高度核爆発による電磁パルス攻撃とその対策です。当協会のウェビナーでは、電磁パルス自体の解説から、高高度核爆発による広範な電磁パルス攻撃、さらに電磁パルス対策まで、わかりやすく解説します。
電磁パルス(EMP)対策は緊急の課題!
昨年開始したロシアのウクライナ侵略は、歴史上初の全面的な「電磁波領域の戦い」としても注目されました。この電磁波領域の戦いにおいて、北東アジアで最も懸念されているのが地上30~400kmという高高度での核爆発による電磁パルス攻撃です。
核兵器を保有し、なおかつオゾン層を突破できるミサイルを持つ国であれば、本州をほぼ全て包み込むことができるほどの広範囲に電磁パルス攻撃を仕掛けて、電力インフラや通信インフラをはじめとするインフラを壊滅させることが可能です。シェルターの先進国であるスイスをはじめとする欧州では、シェルター内の設備や備品を電磁パルスから守ることが緊急の課題となっています。
20世紀に建設されたシェルターは、電磁パルス対策がなされていないケースもあるので、せっかくシェルターに逃げ込んでも、電磁パルスの影響で電気を用いる設備や備品が使用できず、シェルター内で緩慢な死を迎えてしまう可能性が指摘されています。
そのため、電力インフラをはじめとするインフラでの電磁パルス対策に加えて、シェルターにおける電磁パルス対策が緊急の課題とされています。
シェルターから、データセンター、インフラまで。電子機器を防護する
ロシアによるウクライナ侵略前までは、電磁パルス攻撃は小説や映画の中の話とされてきました。これまではおとぎ話・夢物語とみなされがちでしたが、ロシアとウクライナ双方による全面的な「電磁波領域の戦い」が史上初めて出現し、電磁波領域の究極とも言える電磁パルスによるインフラ破壊がいまや現実化しつつあります。
さらに北東アジアには、ミサイル実験を繰り返すことでミサイルの精度を高めることにより、広範囲にわたる電磁パルス攻撃を仕掛けることが可能な国も出現しています。
仮にシェルターに逃げ込み、爆風や瓦礫の飛来、熱波や火災などから逃れられても、電子機器や電子部品を用いた機器が破壊されていれば、たとえば換気装置を動かすことができず、シェルターの中で緩慢な死を迎えることになります。
電磁パルス攻撃については、既に対策は確立されています。たとえば、台湾では2018年以降急速に対策が進んでいます。日本だけが著しく遅れています。
こうした状況を受けまして、一定の水準を満たしたシェルターの普及を目的とする当協会では、来る11月10日(金)の16:00~17:30に「シェルターと電磁パルス(EMP)と題して、電磁パルスに関して、その攻撃の特徴と対策について、わかりやすく説明します
今回のウェビナーは一般の方向けの内容ですので、シェルターのみならず、電磁波領域の戦いに興味のある方の積極的な参加をお待ち申し上げます。
事務局
特定非営利活動法人 日本核シェルター協会
2003年に発足し、今年で設立21年を迎えるNPO法人です。一定の水準を満たした核シェルターの普及を最大の目的としています。中心となって立ち上げた企業はスイスと50年以上の付き合いがあり、世界で最も核シェルターが普及しているスイスの情報を保有しています。2023年以降は地下シェルターワーキンググループへの参加や研究部会で取り纏めた研究結果を、自民党シェルター・地下利用促進議員連盟と連携して、政府へ提言していく活動を行っています。
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 日本核シェルター協会 本部・事務局
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目13番地30 >MAP
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