シェルターソリューション・ショールーム 9/1にオープン
2023年8月4日
特定非営利活動法人日本核シェルター協会(理事長池田時浩、本部:茨城県つくば市)は、核シェルター・防爆シェルターの各種ソリューションを展示するショールームを9月1日に、茨城県つくば市にオープンします。本ショールームは会員、政府・自治体関係者、メディア向けに公開します。
ショールームは5月にオープンしたスイスの民間防衛仕様で建設した 核シェルターのモデルルーム に隣接しているため、モデルルームとショールームを続けて視察することが可能です。
シェルターならではの各種ソリューションを実際に見ることができるショールーム
特定非営利活動法人日本核シェルター(以下、当協会)では、9月1日に、核シェルターや防爆シェルターに必要となる各種ソリューションを見ることができるショールームをオープンします。核シェルターや防爆シェルターには分厚い鉄筋コンクリートの構造や、鉄筋コンクリート製の防爆扉、NBC対応の換気装置などだけではなく、シェルターならではのさまざまなソリューションが必要となってきます。
たとえば、各種ケーブルや配管を通すためのスリーブには、爆風を防ぐ防爆仕様の製品を採用しなければなりません。給気や排気のためのバルブも同様に防爆仕様を選ぶ必要があります。
また、電磁パルス(EMP)対策のソリューションも必須です。
北朝鮮が頻繁にミサイル実験を繰り返していますが、ミサイルの精度をあげることによって、最終的に狙っていると言われているのが高度30~400kmでの高高度核爆発です。高高度核爆発では爆風や熱線や放射線は地上まで届きませんが、EMPが電子機器や電子部品を破壊するので、発電所や交通機関、金融機関、放送・通信、データセンターなどのインフラが壊滅します。シェルター内の電子機器や電化製品もインフラ同様に破壊されます。そのため、シェルターにはEMPの影響を防ぐファラデーケージや、カミナリやEMPに強いSPD(サージ・プロテクト・デバイス)、EMP対応コンクリートや壁紙などが必要不可欠です。
シェルターになじみの薄い日本では、防爆スリーブなどの各種防爆ソリューションや、SPDなどのEMP対策ソリューションがほとんど知られていませんが、海外では普及しています。今回オープンするショールームには、こうしたシェルターならではのソリューションをそろえ、会員企業や自治体関係者が実際に見て、シェルターの建設に役立てることを目的としています。
特に当協会の会員は建設会社が中心ですので、実際のシェルター建設に必須のソリューションを学ぶ場所となります。展示する各種ソリューションは、当協会が提携しているスイスandair社や、株式会社ジャパンホームランドセキュリティが取り扱うLINE-X、Holland Shielding Systemsなど、世界の軍事施設や民間防衛施設、重要インフラで採用の実績が多い商品をそろえました。
当協会ショールームにはシェルター用各種ソリューションを取りそろえます。
核シェルター・防爆シェルター建設に必要不可欠のソリューションを展示することによって、当協会の目的である「一定の水準を満たしたシェルターの普及」を推進してまいります。
事務局
特定非営利活動法人 日本核シェルター協会
2003年に発足し、今年で設立20年を迎えるNPO法人です。一定の水準を満たした核シェルターの普及を最大の目的としています。
本件に関するお問い合わせ先
特定非営利活動法人 日本核シェルター協会 本部・事務局
〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目13番地30 >MAP
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