こんにちは、日本核シェルター協会事務局です。

既に各メディアが報道しておりますが、一昨日から本日まで、松野博一官房長官が先島諸島を訪問して、市長、町長と面談を行い、堅牢なシェルターの建設を進めていく方針を示しました。

松野官房長官の精力的な動きと力強い意志表明を当協会も歓迎します。当協会がこれまで訴えてきたように、シェルター整備は国民保護の一環として最重要なテーマとなります。

先島諸島に加えて、6月に市議会でシェルター設置を求める意見書を議決した岩国市など、自治体からもシェルター整備の要望が出てきています。シェルター整備を喫緊の課題とする自治体も多く、今後の動きに期待しております。

当協会は、提携しているスイスの企業から大型のシェルターを建設する場合のノウハウを導入しており、9月にオープンするショールームでは大型施設で使用するソリューションの一部を展示する予定です。

大型施設になると、NBC対応の換気設備など、換気の考え方が学校や公民館レベルのシェルター個室ごとの設計とは異なってきますので、当協会としてもさまざまなアドバイスができるように備えておきます。

参照：Andair社　大型施設の換気設備の例

なお、シェルターはシェルターというハードだけでなく、避難や運用、点検なども含めた広い意味でのソフトが重要になります。運用指針の動きも注視してまいります。