本日、岩国市議会の議員の方々が、当協会の核シェルターモデルルームを視察のため来訪されました。岩国市議会は、昨年6月に避難シェルターの設置を求める意見書が全会一致で可決された自治体でもあります。

意見書が提出された背景としましては、やはりロシアのウクライナ侵攻、北朝鮮によるミサイル発射実験、台湾有事の切迫化といった国際情勢があります。特にプーチン大統領による核兵器使用の示唆は衝撃的であり、現実的に核攻撃というものに備える必要性を感じた方も多いかと思いますが、同市議会の意見書においてもこの点を指摘しておりました。

もちろん政府の方でシェルター整備の方針を打ち出していることも、意見書提出に至った大きな要因と思われます。実際それもあって、昨年9月には自民党シェルター議員連盟の方々の視察来訪もあったところです。

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そしてもう一つには、この岩国市は米軍基地や自衛隊基地を多く抱えている自治体でもある、ということがあります。やはり武力攻撃事態になった場合、真っ先に攻撃を受けるだろうという不安を抱えている市民も多いかと思います。

こういった背景もあり、市議会議員の皆さまが声を上げ、意見書提出から今回のシェルター視察に至ったわけですが、これは当協会も掲げる国民一人一人の命を守るためのシェルター整備の実現に向けて、本当に大きな一歩だと思います。

全国でも岩国市と同じような環境におかれている自治体がありますが、これを契機にそういった自治体にも広がっていくことを期待します。