地下シェルターの課題解決となる菜園システムと水生成装置!当協会会員 株式会社FDSが地域防災EXPOに出展

約2週間毎に野菜を収穫し続けることができる植物栽培棚
当協会の会員企業である株式会社FDS(岐阜県高山市)は、オフグリッド化するオプションも備えた植物工場・植物栽培棚を中心に異業種との連携を図り、あらゆる社会問題の解決に取り組んでいる企業です。
同社は7月2日から4日にかけて東京ビッグサイトで開催された「地域防災EXPO」に出展。植物工場システムや空気中から飲料水を生成する装置など、有事の際に人々の命を守り、食を豊かにする先進的なソリューションを展示しておりましたので、ご報告いたします。
地下シェルターでも活躍する都市型家庭菜園システム
同社が開発した都市型家庭菜園システム『SHELF GARDENING Mini』は、AIとスマート技術を活用したコンパクトな家庭菜園システムです。設置場所を選ばず、スペースのある空間であれば室内のどこにでも設置できるということで、もちろん地下シェルターでも栽培が可能です。水やりや光の管理はすべて自動で、農業の知識がなくても誰でも簡単に栽培が始められます。
培養液を循環させ、特殊な光源を使用することで、苗が定植してから約2週間毎に野菜を収穫し続けることが可能とのこと(Miniの場合、収穫目安150株/月)。また、農薬を一切使用せず、洗わずにそのまま安心して食べられるため、水の確保が困難となる災害時には大きな利点となります。
そして何より、災害時に新鮮な生野菜を食することができるのは、心身の健康を保つうえで非常に重要です。防災食だけでの生活は、被災者にとって大きなストレスとなり、特に長期にわたる避難生活では“食の豊かさ”が大きな課題となります。『SHELF GARDENING Mini』は、栄養価の高いレタスやトマト、イチゴなどを年間を通じて育てることができ、こうした課題の解決策としても大いに期待されています。
地下シェルターの水問題に応える水生成装置
今回の出展でもうひとつ注目を集めていたのが、空気中の水分から飲料水を生成できる画期的な装置「サニエウォーター」です。アメリカ国防総省でも採用されているこの水生成装置は、1日55リットル(大型は573リットル)の飲料水をつくり出すことができ、ペットボトルの水を大量に備蓄する場合に比べて、省スペースで効率的な水の確保を可能にします。

1日55リットルの飲料水を生成するサニエウォーター
避難所や地下シェルター内では、この装置で生成された水を、先に紹介した家庭菜園システムに使用することも想定されています。平時にも利用できる有事対応型の水源装置として、避難所の新たな標準装備として活用できるでしょう。
最後に
地下シェルターの整備には、さまざまな課題があります。その中の一つに、備蓄品のスペースや管理の問題が挙げられます。今回の展示は、そうした課題に対して自立性・持続性の観点からアプローチする先進的な取り組みと言えるでしょう。当協会としても、こうした先進的な取り組みを支援し、その普及と発展に貢献してまいります。


