ポーランドのシェルター協会「SIBO」が当協会へ入会!パートナーシップを結び協力関係を確立
ポーランドのシェルター協会「SIBO」のロゴ
この度、ポーランドのシェルター協会である「SIBO(Stowarzyszenie Instytut Budownictwa Ochronnego)」と当協会は、相互入会を通じてパートナーシップを結び、協力関係を確立しましたのでお知らせいたします。
SIBOとの関係を構築できたきっかけは、ポーランド・ポズナン工科大学のPiotr Sielicki教授が、来日中に当協会のモデルルームを見学されたことから始まりました。Piotr Sielicki教授は、日本のシェルターに関わる国産技術の高さに非常に興味を示され、これを契機に相互理解を深める中で、協力関係を具体化する運びとなりました。
ポーランド・SIBO ― 地下シェルターに関する取り組み
SIBOの主要メンバーは、ポーランドにおける防護構造に関する2018年の民間防衛長官ガイドラインの作成に携わっており、2022年以降は工業技術開発省によるシェルターや避難施設に関する専門チームのメンバーとしても活動しています。ポーランド総務省の規制案についても助言を行うなど、関係省庁に積極的に協力している団体です。
また、科学や教育の分野でも積極的に活動しており、独自のガイドラインを定期的に発行し、国内外の展示会やシンポジウムにて最新技術とともに紹介しています。さらに、新聞や科学雑誌への論文掲載やメディア出演を通して、シェルターに関する知識の普及にも力を注いでいます。
ポーランドにおける地下シェルターの現状
以前も紹介しましたが、ポーランドでは1960年代から1980年代に建設された個人住宅・集合住宅に備えられた核シェルターまたは防空壕が存在しています。しかしながら、いずれも老朽化が進み、改修・補強が必要な状態です。
このような状況を踏まえ、現在、ポーランド政府は地下シェルターの構造に関する仕様の策定に取り組んでいます。この仕様が定まることで、今後のシェルター建設の計画が検討・実施される予定です。今年に入り、EUにおいて民間防衛政策がさらに強化されていますが、そうした背景もあってかポーランドにおいてもその動きが顕著になっていることが伺えます。
最後に
今回のSIBOとの協力関係の確立は、ポーランドと日本の双方におけるシェルター分野の発展に大きな意義を持つものです。両国は、既存地下施設の利用や新たな基準策定の必要性など、整備状況に多くの共通点を抱えており、この課題認識を共有することは極めて有意義です。
今後は技術的知見の交換や共同研究を進めるなど連携を深め、国際的な安全保障および防災体制の強化に貢献してまいります。


