シェルターへの関心高まる!危機管理産業展2025 にて「シェルターゾーン」を出展

危機管理産業展2025 にて「シェルターゾーン」を出展

2025年10月1日から3日にかけて東京ビッグサイトで開催された「危機管理産業展(RISCON TOKYO 2025)」において、当協会は「シェルターゾーン」を出展しました。政府によるシェルター整備推進の流れを受け、自治体関係者や防衛関連企業をはじめ多くの来場者にご関心をお寄せいただき、会場は連日盛況となりました。

今回の展示では、シェルターに関連する当協会の会員企業11社が出展。構造から設備、備蓄まで幅広い分野の製品・技術を紹介し、国産技術の持つ力を来場者に実感していただく機会となりました。

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今後を見据えて自治体・防衛関係者から注目

政府は昨年3月にシェルターに関するガイドラインを発表し、今年に入ってからは先島諸島から具体的な整備の動きを見せており、これを受けて全国の地方自治体からも当協会への問い合わせが増えています。

今回の展示会でも、自治体関係の来場者が多く、実際の導入や運用を想定した情報収集を目的として、熱心にブースを訪れる姿が目立ちました。また、防衛関連企業の来場者も多く、遮蔽構造や換気設備などの技術面で活発な情報交換が行われました。

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当協会顧問の矢代晴実 元防衛大学校教授によるセミナー

セミナー会場では、当協会の顧問で元防衛大学校教授の矢代晴実氏によるセミナーが開催されました。「日本におけるシェルターとその仕様について」というテーマで、シェルターに関する構造や設備・運用といった基礎知識から、想定される脅威の種類、国内外の整備状況まで、幅広く網羅した内容が紹介されました。

そして、国内の制度や技術基準の策定、平時利用や備蓄体制の構築に関する課題、シェルター関連製品の国産化の重要性など、シェルター整備の本質を捉えた説明が行われました。

セミナーで登壇される矢代晴実顧問

セミナーで登壇される矢代晴実顧問

シェルター関連の会員企業11社による展示ブース

本展示会では、シェルター分野で活躍する会員企業11社が出展し、それぞれの専門領域から最新の技術と製品を紹介しました。展示ブースでは、シェルターの躯体や貯水槽となるコンクリート技術やシェルター扉、防爆性能を高める補強材やタンク、室内環境を維持する空気清浄機やCBRN対応の換気装置、そして植物工場や備蓄食に加え、その運用サービスなど、シェルターを構成する多彩な要素が展開され、来場者が実物や模型などに触れながら体感できる工夫がされていました。

進和テック株式会社

進和テック株式会社(換気装置および関連機器)

共和コンクリート工業株式会社、丸栄コンクリート工業株式会社

共和コンクリート工業株式会社(シェルター躯体・備品)
丸栄コンクリート工業株式会社(地下シェルター)

安田工業株式会社

安田工業株式会社(コンクリート補強材 – 鋼繊維)

コンボルト・ジャパン株式会社

コンボルト・ジャパン株式会社(防爆仕様コンボルト型タンク)

アーマライニングス株式会社

アーマライニングス株式会社(ポリウレア塗装・ドローン)

株式会社イトーキ

株式会社イトーキ(マルチ防災シェルター扉)

株式会社Be-kan、milab株式会社

株式会社Be-kan(災害対策用品)
milab株式会社(備蓄品コンサルティング)

株式会社AZUMA

株式会社AZUMA(湿式空気清浄機)

株式会社FDS

株式会社FDS(オフグリッド型栽培システム)

また、開催期間中にテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」にて、当協会および会員企業の取り組みが特集として放送されました。番組では、つくば市の協会本部にある核シェルターモデルルームや、展示会場での技術紹介が取り上げられ、放送直後から一般の方も含めて来場者が急増し、その反響には驚かされました。

ワールドビジネスサテライトの取材を受ける会員企業

ワールドビジネスサテライトの取材を受ける会員企業

多様な避難環境の整備に向けて

シェルター整備といっても、設置場所や目的、規模は多種多様です。一時的な避難用なのか、長期避難に対応するものなのかによって求められる技術は異なります。すべての国民が安心して利用できる避難環境を実現するためには、多様なケースに対応できる高度な技術と、それを支える民間企業への投資環境が不可欠です。

今回の出展では、多くの関係者や一般の方々に具体的な技術を紹介し、シェルター普及の実現性が高まっていることを実感してもらえる貴重な機会となりました。当協会としては引き続き、こうした民間企業を支援し、シェルター整備の推進に寄与してまいります。

日本核シェルター協会 事務局

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