年頭所感 ~ 新年のご挨拶

新年おめでとうございます。
皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、我が国を取り巻く安全保障環境は一段と厳しさを増し、国際情勢の緊張が続く中、国内では地震・水害・記録的猛暑、さらには熊による人的被害など、危機管理の対象はますます広がりました。「想定外」という言葉では片づけられない時代に入ったことを、多くの国民が実感した一年だったといえるでしょう。
こうした状況を踏まえ、当協会では昨年、ウクライナ・スイス・台湾・イスラエルなどへの海外視察を実施しました。各国の現地調査を通じて得られた教訓は、明確な防衛戦略に基づく備えが国民の安心を支えているという事実です。これらの知見は、日本における政策や基準策定にとって極めて重要な示唆となります。
国内に目を向ければ、シェルター整備は一過性の議論ではなく、政府が一貫して推進する重要政策です。昨年発足した高市内閣でも、閣僚指示書にシェルター整備が明記され、方針は確実に継承されています。さらに、当協会と連携するシェルター議員連盟の先生方が政府・与党の要職に就いたことで、推進体制は一層強化されました。昨年末の議員連盟総会では、基準策定に関する早期法制化を求める明確な指示が政府に対して示され、環境は着実に整いつつあります。
加えて、国内企業による関連技術の開発も進展しています。日本が培ってきた建築・土木・防災・素材技術を生かすことで、安全性と実用性に優れた「日本ならではのシェルター整備」が可能になると確信しています。今後は政府の取り組みに加え、民間投資の活発化により、持続可能で現実的な整備が加速することが期待されます。
当協会としても、調査・研究をさらに深め、提言・啓発活動を強化し、すべての国民が安心して利用できる避難環境の実現に向けて歩みを止めることなく取り組んでまいります。引き続き、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
本年が皆さまにとって健やかで実り多い一年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。


