Q.鋼鉄製のシェルターを地下に埋めるタイプがありますが、鉄筋コンクリート製のシェルターとの違いを教えてください?
A.鋼鉄製のシェルターはアメリカで主流のシェルターで、ストームシェルターやトルネードシェルターと名付けられています。
想定しているリスクは竜巻やハリケーンです。アメリカの場合、目の前にある危機が竜巻やハリケーンになるため、その被害から数日間身を守るために、鋼鉄製のシェルターを地下に埋設します。また、鋼鉄製のシェルターでは、放射線のうち人体に最も悪影響を及ぼす中性子線を減衰させることができません。そのため、核攻撃には対抗できません。
一方で当協会が推奨している鉄筋コンクリート製の地下シェルターは、想定しているリスクが「核攻撃などの武力攻撃」になります。爆風、熱線、初期放射線、残留放射線を防ぐためには、鉄筋コンクリート製である必要があるからです。