隊友会湘南支部の方々が核シェルターモデルルームを視察
隊友会湘南支部の方々が、研修の一環として当協会の核シェルターモデルルームを視察されました。隊友会は「国民と自衛隊とのかけ橋」として、自衛隊退職者が中心となって活動されている公益社団法人であり、国の防衛・防災に関する調査研究や、政府への政策提言をはじめ、各種支援・協力活動を行っている団体です。
当日は25名というたくさんの方がお越しいただき、皆さま熱心に耳を傾けて当協会の説明を聞いていただきました。現在、政府においてもシェルター整備を推し進めており、民間においてもシェルター普及を望む声が大きくなってきています。支部の皆さまもこの高まる機運を大事にし、少しでも貢献したいという思いから、今回のご視察に繋がったそうです。
元自衛官の方々は、民間人にはない希少な経験や知識を有しているわけですから、民間人になったからこそ出来ることもあると思いますので、退官後もその知見を有効に活用できる環境があるということは、大変重要なことだと思います。
シェルターでいえば、整備にはハード面だけでなくソフト面も重要で、つまり平時と有事それぞれでどのような運用をするのか?そのルール作りが大切になります。例えば、避難の際に誘導する組織はどうするのか?シェルター内の治安を維持する組織は?など、決めなければいけないことが山積みです。
スイスでは、公共の核シェルターは州ごとの民間防衛組織が管理・運用を担当しています。日本でもそういった組織が必要であるという声が、各方面から上がってきていますので、元自衛官や元消防・警察の方々からのご意見、ご協力というのは、今後非常に重要になってくると考えます。
当協会としても、関係各所と協力しながら、ソフト面での基準作りにも尽力してまいります。
日本核シェルター協会
事務局