民間に広がるシェルターへの関心!防犯防災総合展2026 にて「シェルターゾーン」を出展
2026年4月15日から17日にかけてインテックス大阪で開催された「防犯防災総合展2026」において、当協会は「シェルターゾーン」を出展しました。今回は通常の個別出展とは異なり、企画展示としての展開となったことで会場内でも大きな注目を集める形となり、ご来場された皆様には心より御礼申し上げます。
また、政府が3月31日に「緊急事態を想定した避難施設(シェルター)の確保に関する基本方針」を閣議決定した直後の開催ということもあり、会場には自治体関係者や防災・防衛分野の専門家に加え、一般来場者の姿も多く見られ、シェルターへの関心の高まりを強く印象づける展示会となっています。
今回の展示では、シェルターに関連する当協会の会員企業9社が参加。構造・設備・運用といった幅広い分野の製品・技術を紹介し、来場者に対してシェルターの実用性と必要性を具体的に伝える機会となりました。
矢代晴実顧問によるセミナーを開催
セミナー会場では、当協会顧問で元防衛大学校教授の矢代晴実氏による講演「日本における核シェルターの現状と課題」が開催されました。
講演では、近年の国際情勢の不安定化を背景に、日本国内で安全保障意識が高まり、核シェルターに関する議論が活発化している現状について解説がありました。一方で、日本におけるシェルター整備は欧米諸国と比較して大きく遅れていることが指摘され、今後の対応の必要性が強調されました。

セミナーで登壇される矢代晴実顧問
また、核シェルターの基本的な機能として、耐爆構造や高い気密性、CBRNE対応換気装置などを備え、爆風・熱線・放射線・放射性降下物から人命を守るための設計が求められることを紹介。さらに、現実的な設計手法や必要な資機材の整備、運用を含めた実装段階への移行の重要性についても言及され、来場者は日本におけるシェルター整備の課題と可能性について理解を深めていました。
会員企業9社による展示ブース
展示ブースには、シェルター分野で活躍する当協会の会員企業9社が参加し、最新の技術と製品を展示。コンクリート構造による躯体技術や貯水設備、シェルター専用扉、防御性能を高める各種資材、CBRN対応換気装置などの設備に加え、防災井戸に至るまで、シェルターを構成する多様な要素が展開されました。来場者は実物や模型に触れながら、より具体的な理解を深めていただく機会となりました。
また、開催期間中にはテレビ大阪のニュース番組で展示内容が放送されたほか、新聞などの各種メディアにも取り上げられ、シェルターに対する社会的関心の高まりをあらためて感じます。

株式会社三和技巧(ポリウレア塗装・ドローン)

プロテクトアーツ株式会社(災害用換気システム)

ベルテクス株式会社(Gコン製プレキャスト緊急シェルター)

三和鋼業株式会社(防爆扉・防潮扉)

株式会社イトーキ(マルチ防災シェルター扉)

スタイロ加工株式会社(地下断熱二重壁)

コンボルト・ジャパン株式会社(次世代型燃料供給システム)

安田工業株式会社(コンクリート補強材<銅繊維>)

株式会社日さく(生活用水の供給)
官民連携によるシェルター整備の加速へ
今回の展示会は、政府による新たな基本方針の発表とも重なり、シェルター整備が次の段階へと進みつつあることを広く伝えることができました。政府方針の中では、官民連携の強化や民間参入を促進する、より踏み込んだ施策の検討が示されており、今後さらに具体的な指針が整備されていくことが期待されます。
こうした政策動向は、民間企業による技術開発や事業参入を後押しする重要な要素となります。当協会としては、この流れを一過性のものとせず、持続的な取り組みへとつなげるべく、引き続きシェルター整備の推進に貢献してまいります。


