プロテクトアーツ株式会社がシェルター用換気システム「ATバリア150」を発売開始!

昨年8月、当協会の会員であるプロテクトアーツ株式会社は、地下シェルター用国産換気システム「ATバリア」をプレスリリースいたしました。そしてこの度、「ATバリア150」(参考風量150㎥/h)について発売を開始しました。
同製品は高性能HEPAフィルターとケミカルフィルターを組み合わせ、ウイルスや有毒ガス、放射性物質を除去するいわゆるCBRNE対応の性能を有しており、個人用シェルター、企業のBCP対策、そして公共用シェルターへの導入が可能です。現在国内で流通するCBRNE対応の換気装置は海外製品が主流であり、安全保障の観点から国産製品の普及が望まれている中、その役割を大きく果たせるものと期待されています。
この度のアップデートでは、本体前面に3種類のカラーで運転状態を表すLEDランプを追加。さらに停電時の対策として、工具用バッテリーを装着することで自動稼働ができるように仕様を変更。もちろん手動で稼働させるクランクハンドルはそのまま装備されており、有事での機能維持を担保しつつ稼働労力が軽減される形になりました。
今後は300㎥/h、450㎥/hといった大型シェルターにも対応できる製品が出荷可能になるとのことで、こういった活動は日本のシェルター普及に大きく貢献すると考えます。当協会としても引き続き、シェルター設備の国産化に向けた取り組みを支援してまいります。
日本核シェルター協会
事務局