スイス核シェルター事情を探る1 – Andair社と技術提携
2023年4月14日
まずは核シェルター関連企業訪問。商品販売だけでなく、技術協力も行う
先般、当協会の理事2名が核シェルターの調査のためにスイスに渡航した。まずは欧州を代表する核シェルター企業Andair社を訪問。換気装置や防爆扉からEMP対策商品までラインアップをそろえている。それだけではなく、世界中の地下鉄・地下施設のシェルター化の際に技術協力している。
新設の地下鉄のシェルター化だけではなく、既存の地下鉄のシェルター化も行っている。たとえばシンガポールの既存の地下鉄のシェルター化に技術協力をしている。さて、同社と当協会は包括的な提携を結んだ。今後地下施設のシェルター化や重要施設へのEMP対策などの際に、技術協力をしてもらえる環境が整えられた。
Michael Riedo社長と契約を取り交わす副理事長の池田時浩。
防爆扉や換気装置だけではない!Andair社の豊富な商品ラインアップ
Andair社では、同社のRiedo社長と最新の核シェルターのソリューションについて打ち合わせを行った。また、これまで日本に紹介されていなかった大型施設用の各種ソリューションに関してもヒアリングを行った。
同社では、日本では手薄になっている電磁パルス(EMP)対策の商品ラインアップが豊富である。データセンターや金融機関など、日本ではEMP対策は喫緊の課題になる。同社のEMP対策の商品について説明を聞いたが、それだけではなく、今回、同社のCEO Micheal Riedo氏から、なんとスイスのEMP対策の権威ARMIN W.KALIN博士をご紹介いただいた。
スイスEMP研究の第一人者。ARMIN W.KALIN博士にインタビュー
ARMIN W.KALIN博士はスイスにおけるEMPの第一人者であり、Andair社のRiedo社長とは長い付き合いとのこと。博士は20分程度、EMPの基礎知識から防御するための手順までをコンパクトにまとめたEMPセミナーを急遽開催。非常にわかりやすい内容であった。
ARMIN W.KALIN博士からはEMPへの具体的な対策を聞き出しました。
当協会にご協力くださることになり、何か質問が出てきたら連絡してほしいとのこと。今後の重要施設のEMP対策に協力してくれることになった。
事務局