日本を取り巻く脅威…

2022年12月2日

12月に入り、2022年も残り1ヶ月を切ったタイミングで飛び込んできたのは、中国とロシアの爆撃機が沖縄本島と宮古島の付近を共同飛行のニュースだ。11月30日の午後、両国の爆撃機は東シナ海から日本海を南下、沖縄本島と宮古島の間を通過し太平洋に進出した。航空自衛隊がスクランブル(緊急発進)して警戒監視にあたり領空侵犯はなかった。

今回のものは5月以来、今年5回目とのこと。また、この前日には米国防総省が中国の核弾頭が2035年までに1500発保有する可能性を示した報告書の発表もあった。ウクライナ問題や北朝鮮の弾道ミサイル発射のニュースに加えて中国、ロシアも爆撃機で日本の傍を飛んでいる…今や日本はいつ諸外国から攻撃、侵略されてもおかしくない国なのだ。

以前のようにアメリカに頼っていればよいわけではない。これからは自分たちの身(国)は自分たちで守る必要がある。そのためにも、有事の際の核シェルターのような避難場所、避難する方法、避難物資は本来日頃から備えなければいけないのに、日本人にありがちな「事が起きてから対策を考える」では取り返しがきかなくなってしまうだろう。

岸田総理は、国防費とそれを補完する関連予算を国内総生産(GDP)比2%に達する措置を指示したが、それすらも足りなくなる可能性が高い。今の時点でも不足と思えるのだから、核シェルター普及のためには一層の予算確保が非常に重要だ。

日本国民がスポーツの祭典の結果に一喜一憂している、その一方で世界情勢は動いている。国民はこういったニュースにも目を向けなければならない。

新聞イメージ 国防費

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